熊野町と呉市焼山の境界あたりに、本庄水源池がありますが、その水源池の北端(熊野側) 辺りから東の方を見ますと、すぐそこに高さ200m位の山塊が、熊野台地の上に鎮座して います。 所用で本庄水源池近くに来た時など、すぐそこに岩ゴツの山があるなと、いつも思っていました。 今回、初めて知ったのですが、これが三石山〜観音山〜狐ケ城山の山々でした。 広島登ろう会としても初めての山となります。 今回は観音山から見て本庄水源池とは反対側の東側を山裾沿いに走る県道174号線の 登山口から登ります。 JR矢野駅前から広電バス「萩原行き」に乗り、熊野団地を経由して熊野役場前バス停で、 降ります。 役場のビルを道路脇に見ながら、これは町道でしょうか南に歩いて、県道へ合流します。 この辺りの道路脇の家々には、昭和の面影が、わりと色濃く残っています。 その中の一つに、今では営業していない喫茶店らしきものがありましたが、 昭和3〜40年代頃の雰囲気があって、見ていると、なんとなく懐かしさが湧いてきます。 県道174号線を南へ行くこと3km余り、その先に登山口があります。 この道は山の中を走っていますが、随分と車の通行量が多いなという印象です。 バス停から時間にして40分弱歩いて、県道に面した長徳寺熊野別院の広場へ 到着しました。 皆さんが立っている岩の広場が観音山山頂。その先の木が茂った高い所辺りが三石山。 左の町並みは熊野町です。 撮影 Abe 登山口は長徳寺熊野別院から呉方面へ数十メ−トル先へ。 県道から、すぐ登山道が始まります。 標高差にして150m程の、急な登りを30分余り登ると尾根道に出ます。 ここからの尾根ル−トに、7〜800mの間隔で三石山、観音山、狐ケ城山の、 同じような高さのピ−クが、ほぼ直線状に並びます。 ずっと脚に優しい土の道が続きアップダウンはほとんどりありません。 ただでさえ展望が良さそうな尾根ル−トですが、特に今の季節は落葉樹の葉がなくて、 益々見通しが良いようです。 北側の眼下に熊野町、南に焼山の町並みが広がり、これらの町並みの向こうには、 西に絵下山、北には金ヶ燈篭山、南東の方向、遥か遠くには野呂山の、各山並みが グルリと見渡せます。 本庄水源池辺りの下から見ていた時、岩の多い山だなと思っていましたが、 登ってみますと、三石山、観音山の山頂には、巨大な岩があちこちにあります。 これら大岩には、地元の人の手によって梯子やロ−プが備え付けられていました。 標識、案内板など随分整備され、ふみ跡もしっかりしています。 訪れる人は多いのでしょうか? 今日の観音山には、2つの山のグル−プの人達が私たちより先に到着して 腰を降ろしていました。 |
所在地 呉市焼山町、安芸郡熊野町 歩行距離 5km(山部分)+3km(バ停〜登山口までの片道) 累積標高差 350m 行程 9:30分 10:16 11:04 11:39 12:02 熊野役場前バス停 -(徒歩)→登山口(長徳寺熊野別院)⇔三石山⇔観音山⇔狐ケ城山 広電バ熊野車庫←(帰りはバス.長徳寺熊野別院前) |